株式会社 システムシェアード株式会社 システムシェアード

ENTRY

SUCCESS STORY

「電子マネーの
決済システムの開発」

林田秀斗(ハヤシダ シュウト)
社歴は2018年入社、今年で5年目。
現在は櫻井と一緒に管理システムの運用保守に携わっています。

今のプロジェクトに関わるキッカケは?

現在のプロジェクトの手前で弊社の教育事業に関わっており講師として登壇していました。大体3ヶ月サイクルで研修が一区切り付くのですが、そのタイミングで専務と部長の二人から、いつもお世話になっているお客様が課題を抱えているので、一緒に解決してくれないかというオファーをもらい、関わり始めたのがキッカケですね。内容としてはアミューズメント業界で新たに導入を検討されている電子マネー決済システムの設計~構築とのことでした。環境としてAWSとJavaを用いるとのことで、ちょうど資格も取ったので腕試しの機会にもなるかなと考えて二つ返事で受けました。

参画当初の話をお聞かせください。

当初プロジェクトに参画した状況としては、アサイン前に既に開発途中のシステムが2つあったのですが、リリースするには性能的な面で多くの問題を抱えていてバグも多く、とてもリリースできないとお客様側でも頭を抱えている状態でした。そのような状態でしたので、我々としては新たに3つ目のシステムを構築してリリースを目指そうという話で参画しました。

ただ、いきなり新しいものを作り始めたわけではなく、どのような問題があったのかを事前調査するところからのスタートでした。スタート時に壁となったのが、周囲に参考となりそうな資料がほぼ無かった部分ですね。足踏みしていても仕方ないので、「とりあえずやってみるか!」と試行錯誤からのスタートを切り、悩みながらもなんとか結果を出して、ようやく新システム導入にこぎつけることができたんです。

新システム導入時にたくさん苦労したとお聞きしましたが、
そのお話を聞いても?

新システムに以降するタイミングでスムーズにシステムの製造に入るはずだったんですが、ここでひと悶着ありました。手を動かす人を動員したものの、若手を中心にアサインした関係でスキル不足がボトルネックになって、徐々にスケジュール遅れが出てきたんですよね。スキルだけが問題なのか?と思ってヒアリングしてわかったのが、そもそもチームで目指すゴールイメージがちゃんと伝わっていなかったんですよね。それぞれが作っているものの成果物と、さらには作られたものがどこでどのように使われるものなのかというイメージが伝わってなかったので、言われたものを言われたとおりに作るしかなく、いたずらに時間がかかってしまったと。

この次期に緊急事態宣言もかかって、これまで職場でちょっとした質問をしやすかったり、誰かが質問している内容を横耳で聞いて情報をキャッチアップできていたんですけど、そういった暗黙的な情報共有ができなくなったという理由もありました。遠隔操作を通した情報共有に現場が慣れていなかったといったところでしょうか。気付けば大幅に時間も費用もかさんでいて、結構遅くまで残ってましたね。

そこから遠隔の環境に変えていったのですが、悪いことばかりではなく、遅れにリカバリ―をかけるために人海戦術を取ったのですが、遠隔だからこそ人を多く増やすことができたという気付きもありましたね。ほら、人を増やすとオフィスを新しく借りないといけないじゃないですか。オンライン環境だと家からもできるので場所の心配は無いわけですし。ピークのときは全部で60人くらいになってましたから逆に助かったなぁと。(笑)

そんな苦労を乗り越えられた勝因はなんだったのでしょうか?

環境が変わって人は増やしたものの、遅れたスケジュールを取り返すためにどうしたらよいか、この時点でかなり総稼働時間が上がっていて、メンバーにも疲弊の色が見えていた。ただ、そんな中で「リーダーが弱気になってはいかんと!」とチームリーダーで集まって会議をする中で明るいムードを意識的に作り続けたんですよ。特に、システムシェアードの色だなと感じた部分では、疲弊して追い詰められている中なのに、誰も他人のせいにしなかったんですよね。「お前のチームが遅れてるのが悪い!」みたいな発言は一回も無かったのが印象的でした。常に考えているのは起こっている問題に対しても、どうやったら上手く回るか、お客様が喜んでくれるためにどういう成果を上げていくかという部分で終始一貫してました。

気合根性論も正直ありましたけど、遠隔になる前と比べて情報連携の密度は確実に増えたと思います。毎日ZoomとSlackを使って朝と夕方に振り返りの場を設けて、小さなPDCAを回し続けました。コミュニケーションの量も質が上がったと思います。最終的には士気も上がって、なんとか納品までこぎつけることができました。

スタートから納品まで約2年の激闘でしたね。
お客様先の代表がお礼訪問しにいらしたそうですね。

正直言うと、心身ともに疲れましたけど、今思うとなんだかんだで楽しかったなと思いますよ。キツい場面もたくさんありましたけど、管理層もメンバー層もお互い信頼しあって、だんだん同じゴールに突き進んでいくような雰囲気で。逆境もあったからこそ、自分たちの弱点に気付けて、そこをみんなで一丸となって解決していくみたいな。間違いなく、総合的に会社自体も成長したと言い切れますよ。本当の意味での『チーム』というものを感じられたプロジェクトでした。

つらいときも、楽しいときも分かち合える仲間がいてこその達成感ですね。
そんなITエンジニアのワンシーンをお聞きしましたが、
今後IT業界を目指す方々に向けたひと言をお願いします。

「迷うくらいならとりあえずやってみろ」は本当に大事だと思います。未知に対するチャレンジや、答えの見えない不安があって迷うことってたくさんありますけど、飛び込んでみないと何も得られないなと。今回のプロジェクトでそのようなことをたくさん学んだので、IT業界へのチャレンジを迷っている方にもぜひ、やってみて気付くということの大切さを感じてほしいです。

今は、無事納品が終わったシステムの運用を引き続き行っていますが、自分が手掛けたものが何らかの形で社会に出回っているというのは、やっぱり達成感というかやりがいにつながると思います。何かに取り組む過程でつらいこともありますが、そんな時は自分をとにかく褒めるようにしたほうがいいです。今がんばっている自分をとにかく認めながら前に進んでいく。そうやって自分を鼓舞しながら、とにかく恐れずに飛び込んでチャンスを逃すなということを強くお伝えしたいです。飛び込まないとチャンスは掴めない!

貴重なお話とメッセージありがとうございました!

「開発現場と教育現場の両立」

岡野 博樹(オカノ ヒロキ)
社歴は2018年入社、今年で5年目。

詳しくはこちらへ